OB 会 homebase 平成12年度
平成12年10月16日
長薬野球部同窓会会員各位


 平成12年度野球部 OB 会「市川正孝先生と渡辺三明先生を偲んで」を、下記のように去る平成 12 年10月14日、江山楼浦上店にて開催しました。渡辺三明先生の奥様、佳子先生にもご臨席いただいた会は参加者数106名を数え、最大規模のOB会となり、盛会に終えることができました。OBの方々のご協力の賜と感謝いたします。ありがとうございました。
 OB 会の模様、また翌15日の午前中に行った親睦試合の模様をご覧ください。
 来年もまた長崎でお会いしたいと思います。よろしくお願いいたします。

平成12年度長薬野球部同窓会
 「市川正孝先生と渡辺三明先生を偲んで」

日時:平成12年10月14日(土) 午後6時より
場所:江山楼浦上店(JR浦上駅裏) 電話: 095 (862) 3735
   長崎市竹の久保町1−30

柏葉健児 背番号10

 偲ぶ会を開催するに当たり、市川先生、渡辺先生にまつわるエピソード、想い出、写真等、をお寄せいただくようお願いしましたところ、たくさんの方々から原稿を頂きました。ありがとうございました。これらは長く休刊しておりました「柏葉健児」背番号10として発刊する予定です。楽しみにお待ち下さい。それに先立ち、不完全ですが本ホームページでその内容を公開しています。上の柏葉健児 背番号10をクリックしてください。

 
平成 12 年度長薬野球部同窓会
伊藤 潔(昭 59)  

 10 月 14 日の土曜日、午後 6 時から毎年恒例の長薬野球部 OB 会が行われました。場所は昨年と同様、江山楼浦上店。今年のOB会は忘れられぬ会となりました。 平成12年、西暦2000年は世紀末の年となる区切りの年であったが、長薬野球部にとっても忘れることのできない大変な年となってしまいました。1月6日に市川正孝先生がご逝去、その後を追われるかのように2月26日には渡辺三明先生が急逝されました。長薬野球部OB会の参加者で、お二人の名前を知らぬ者はいない、野球部の恩人です。今もって信じられない気持ちです。このような年、野球部OB会は永年に亘るお二人の先生の野球部へのご尽力を讚え、感謝の気持ちを表すべく、平成12年度野球部 OB 会「市川正孝先生と渡辺三明先生を偲んで」を計画し、OBに参加を募りました。その結果、今年の参加者はOBが77名、現役部員が30名の計107名を数え、最大規模のOB会となり、盛会に終えることができました。
 黙祷といつもより少し長い伊藤野球部部長の挨拶から始まった会には、渡辺先生の奥様の佳子先生も渡辺先生の御写真とともにご出席いただいた。市川先生の奥様の則子様もご出席の予定でしたが、当日は都合により残念ながらご欠席でした。しかし、市川先生の御写真をお借りすることができました。続いて西脇会長の挨拶、渡辺佳子先生の挨拶、古川先生による献杯の順に進み、写真の中のお二人が笑顔で見守る中、例年通りのOB会がにぎやかに繰り広げられました。昭和37年卒業の吉田先輩への赤ジャージの贈呈、昭和31年卒業の今泉先輩からの準硬ボールの贈呈、現役部員による巻頭言、明日に控える現役対OBの親睦試合の先発メンバー発表と全ていつもの通りのOB会でした。ただ一つのことを除いては。ただ、写真のお二人は終始微笑んでおられました。ずっとこの会が続いていくことを喜び、願っているように見えました。最後は今泉先生に締めていただき、20世紀最後の野球部OB会はその幕を閉じました。

 
平成 12 年度OB戦観戦記
野球部元主将    
濱野 弘樹(4年) 

 昨年雨で中止になった長薬野球部恒例のOB対現役の試合は、肌寒いながらも晴天の中で行われた。前日に発表された先発メンバーは、以下の通りである。

 OBチーム
ピッチャー 今泉(S31)、吉田(S37)、キャッチャー 森(S31)、ファースト 工藤 (S33)、セカンド 高木(S35)、サード 板倉(S49)、ショート 黒田(S50)、レフト 西脇(S33)、センター 高田(S52)、ライト 青野(S51)

  現役チーム
ピッチャー 川端(3年)、キャッチャー 鈴木(3年)、ファースト 坂田(2年)、セカンド 小川(1年)、サード 永川(1年)、ショート 岡(2年)、レフト 水間(1年)、センター 神野(2年)、ライト 牛嶋(2年)

 序盤、両チームともランナーを出すもなかなか点が取れない。現役チーム先発川端は昨年の九薬連の優勝投手で、OBチームもなかなか打ち崩せない。一方、OBチーム先発今泉は格の違うピッチング、続いてマウンドに登った吉田も年齢を感じさせない投球を見せた。吉田は2回、エラーでランナーを出すも下位打線を上手く打ち取った。試合が動いたのは3回、現役チームはワンアウト後、エラーでランナーを出すと3番永川がセンター前ヒット、4番鈴木がファーボール、5番川端がサード内野安打、6番坂田、7番神野の連続ツーベースヒット、その後内野ゴロなどで一挙に6点を取った。
 4回表、OBチームは、目良のホームランなどが出てなんとか3点を返し、その後なかなか川端から点が取れないものの、守りではリリーフの吉田(S55)、佛坂(S61)が好投を見せ、現役チームの猛攻を凌いでいた。しかし、5回に1点、6回に2点とじわりじわりと点をとられていった。そして最終回、現役チームはひじの痛みで川端が降板し、一年生永川がマウンドへ上がった。OBチームはこの永川を攻め7回の表に一挙6点を挙げ試合を振り出しに戻した。7回の裏、現役最後の攻撃はノーアウトのランナーを出すも、限りなく現役に近い中田投手の好投で、2者残塁の無得点。両者譲らずか、譲り合ってかの引き分けで今年のOB戦は終わった。
 試合後は集会場に場所を移しての皿うどんパーティー。野球談義に花を咲かせた。時は一番の勤勉者。仕事を抱える先輩達は、バスや飛行機の時間に合わせ一人二人と集会場を後にした。最後に先輩の鞄が紛失するアクシデントがあったが、後日事無きを得たことを御報告申し上げます。OB側の主力メンバーも世代交代を迎えているような気がするのは気のせいでしょうか。毎年OBは何人かずつ増え続けているというのに。来年は21世紀最初のOB会とOB戦が行われるはずです。心機一転、また野球をしてみませんか。OB戦のスターはあなたなのです。